29歳の時の恋人②
彼と別れたわたし、自分に出来る最大限の普通を演じきったのにうまくいかなかったことで、どうやって恋愛したらいいのか分からなくなってしまいます。
本当よく覚えている感覚があります。
一生懸命に、波打ち際に砂のお城を積み上げて作っている感覚でした。
あ、この波だったらすこしの修復で済む。最近ここまでは波は来ないから大丈夫。大丈夫だから、大きな波が来ても壊れないように、もっとお城を立派にしないと!
そんな感じでした。
お天気が悪くなって、いつもは来ない大きさの波が来た時、あっという間にさらわれてしまった。
あっけないものだったなーと。
本当に悲しかった。